No.80 アメリカ誌の記者も「銀翹散」の良効を実感

2014-10-22

 アメリカのある病院に新設された「ハーブ療法科」を紹介するTIME誌(2014/4/28)の記事には,本場の漢方(中医学)を一般的な病院内で実践しようと志を持ったアメリカ人が,この科の体制を一から整えてきた苦労が記されています.

 要件として,安全基準に適合した漢方製剤の安定供給,西洋医学との役割分担と協力関係の確立,従事者の知識・技能水準の確保が求められました.どのように達成するか,模範になる前例もなく,アメリカの文化と制度の中で許容される,新しい道を開拓してきました.

 取材した記者は,これほど情熱を傾けて実践しようとする中医学の実力を体感するべく,その時苦しんでいた自身の感冒を治したいと,受診を申し込みました.病歴や生活習慣の検証を含め,30分かけて中医学式の診察(四診)を受け,「銀翹散」を10日分処方されました.

 「銀翹散」は18世紀(清代)の医学書の処方です.強い病原体が人体を衰弱させる急性伝染病への認識が,配合理論の進歩に生かされ,「金銀花」・「連翹」・「薄荷」などで構成されます.他の感冒薬にない良効を記者も実感しました.

 中医学の実践は,日本でも要件は共通です.独自に開拓してきた道を,自信をもって前進してこそ,多くの人の信頼を得て,理論の進歩が生んだ良効を広く享受できると思います.


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