漢方美容「ニキビ体質を変える」

2013-10-04

20代以上の「大人のニキビ」に悩む人が増えています。自分のニキビのタイプを知り、一番良い改善方法を選んでください。

漢方美容「ニキビ体質を変える」

にきびを気にするパンダ! 20代以上の「大人のニキビ」に悩む人が増えています。 大人のニキビの原因は、思春期のニキビと違います。その人がもともと持っている体質や、生活習慣から起きた体の問題点などが原因と考えられ、生理前にひどくなる、ストレスが強いと増えるなど、普段の生活習慣が影響することが多い様です。ニキビの色やタイプ、その他にあらわれている症状から自分の状態をチェックして、「ニキビ体質」を根本から治しましょう。

漢方で対処する大人のニキビとは

 大人のニキビは、もともとの体質や、体が抱えている問題点、生活環境などが複雑にからんでいるのが原因です。一方、思春期のニキビは、多かれ少なかれ誰にでもできるものです。漢方では、大人のニキビは、体にこもった「熱」によって起こる、皮膚の炎症と考えています。「熱」がこもる原因は主に2つです。

  1. 体を熱くする辛いものや、油分の多いものを食べ過ぎている場合。
  2. ストレスによって、体のエネルギーである「気」のめぐりが悪くなり、エネルギーが発する熱がうまく発散できない場合。

大人のニキビのタイプとタイプ別改善方

 大人のニキビのタイプは4つです。あなたのニキビがどんなタイプかチェックしてみましょう。チェック項目がいちばん多いものが、あなたのタイプです。ニキビにつながる「体質」がわかれば、ニキビ克服への道はもうすぐです。

1.白いニキビタイプ

 鼻やのどが弱く、咳が出やすいのが特徴です。白いニキビは、辛いものを食べたときや煙りの刺激で咳が出やすく、のどや鼻が乾燥しやすいなど、呼吸器系がデリケートで、皮膚に熱がこもりやすい人に出やすいニキビです。

  • Tゾーン(とくに額と小鼻)にニキビが出やすい。
  • 悪化はしないが、2~3週間以上治らない。
  • ひとつひとつは小さいが、数は多い。
  • のどや鼻に乾燥感がある。
  • 辛いものや煙の刺激でから咳が出やすい。
  • 風邪をひきやすい。

【改善方法】

①漢方薬で
 白いニキビは治りづらいのが特徴。日常のケアで予防するのがいちばんですが、できてしまったときには、漢方薬を利用するのもひとつの方法です。

 「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」…体の上部にある顔に熱が上がりやすくなっている状態なので、その熱を下におろすことで、皮膚の炎症やできものを治す漢方薬です。

②食べ物・お茶で
 白菜、きゅうり、レタス・・・皮膚の熱をさましやすくする。
 びわ、干しいちじく・・・皮膚の抵抗力を高める。
 アロエ(市販のアロエ入りヨーグルトやアロエドリンクなどを利用すると手軽です)・・・便通をよくし、肌のトラブルを改善する作用がある。
 緑茶、びわの葉茶、菊花茶 ・・・体の中の熱をさましながら、呼吸器の機能を整える。

2.赤いニキビタイプ

 食欲旺盛で、肉や油分の多いもの、辛いものなどをつい食べ過ぎて胃に熱がこもりやすくなっているのが赤いニキビの大きな原因です。また、ストレスがうまく発散できないために、エネルギーが体内にこもり、さらに体内で熱が増えてしまうこともあります。生理前になると悪化するのが赤いニキビの特徴なので、生理前には特にストレスをためないように心がけましょう。

  • 口のまわりや小鼻、ほおに出やすい。
  • 赤く、小さめのニキビがポツンと独立してできる。
  • 生理前後にひどくなる。
  • 食欲が旺盛で、肉や辛いもの、甘いものが好き。
  • ストレスが強く、イライラしやすい。
  • 目が疲れやすく、充血しやすい。

【改善方法】

①漢方薬で
 赤いニキビがくり返しできる人は、体の奥深くに熱がこもり、体をめぐる「血」にまで入り込んだ「血熱(けつねつ)」という状態になっていると考えられます。体温が高くなる生理前にニキビがひどくなるのが大きな特徴です。

 「涼血清営顆粒(りょうけっせいえいかりゅう)」…血熱をさます漢方薬です。

②食べ物・お茶で
 大根、にがうり、セロリ、れんこん、梨、柿・・・胃の熱をさます作用が強い。
 どくだみ茶・・・熱をさましながら皮膚のトラブルを抑える。
 ミントティー・・・香りの作用で、ストレスによってめぐりが悪くなったエネルギー(気)をめぐらせる。

3.黄色いニキビタイプ

 便秘がひどい、暑がり、ニキビ跡も多いなどが特徴です。白いニキビや赤いニキビが悪化すると、赤く腫れ上がって痛み、そのうえに黄色いニキビになります。このタイプのニキビができやすい人は、もともと体に熱がこもりやすく、暑がりで、夏になると症状が悪化する傾向があります。こういった体質に、肉や油分の多いものの食べ過ぎ、便秘などが加わると、さらに体の中に熱かこもって、ニキビ体質が悪化しがちです。

  • フェイスライン(ほお、髪の生え際など)に沿ってできやすい。
  • ニキビが大きく腫れて熱を持ち、膿んでいる。
  • 肌質はオイリーぎみで、毛穴が大きく、ニキビ跡が残りやすい。
  • 暑がりで、のどが渇きやすい。
  • 怒りっぽく、顔がほてりやすい。
  • 油分の多いものをよく食べる。

【改善方法】

①漢方薬で
 黄色いニキビは、大きくて目立つうえ、治っても跡が残りやすくなってしまいます。できるだけ早めに漢方薬で対処するのがよいでしょう。漢方薬は、熱を取り除く力が強く、かなりひどいニキビにも効きめがある。

 「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」…などが適しています。

②食べ物・お茶で
 トマト、春菊、豆腐、緑豆もやし、こんにゃく ・・・体の熱をさましながら化膿予防の効果がある。
 「たんぽぽコーヒー」やジャスミンティー・・・化膿を防ぐ効果がある。 肉食や甘いもの、油分の多いものでニキビが悪化するため、白いニキビや赤いニキビができはじめた時点で、野菜と穀類中心のあっさりとした食事に切り替えることが大切です。

4.紫のニキビタイプ

 血液のめぐりが悪く、婦人科系のトラブルを起こしやすいのが特徴です。さわるとゴリゴリとしたしこりがあり、紫色を帯びたニキビは体内の血のめぐりの悪さと関係しています。血行が悪いために起こる肩こりや頭痛、生理痛などを伴うことが多く、月経血にはレバーのようなかたまりが混じることもあります。子宮筋腫や子宮内膜症のような婦人科系の病気がある人に出やすいニキビでもあります。また、老廃物もたまりがちで、体脂肪が多く太りぎみ、たんがからみやすいといった症状があらわれやすいのも特徴です。

  • ニキビにさわると芯があるように硬くごりごりした感じがする。
  • ほおやあごの他、背中にもニキビができやすい。
  • 生理痛があったり、経血にレバー状のかたまりが混じることが多い。
  • 胃がもたれやすく、おなかにガスがたまりやすい。
  • 歯ぐきや唇の色が黒っぽい。
  • 子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫がある。

【改善方法】

①漢方薬で
 紫のニキビは見た目が悪いだけでなく、このニキビができやすい体の状態をほうっておくことは、婦人病につながる体質をほうっておくということです。漢方薬の力をかりて、体質改善をはかりましょう。
  「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」…などの血のめぐりをよくする薬と、「星火温胆湯(せいかうんたんとう)」のようにたんや脂肪などの老廃物を体外に追い出す薬をいっしょに服用するとよいでしょう。

②食べ物・お茶で
 紫のニキビ対策には、「しこりを取る」作用を持った食材がおすすめです。
 アスパラガス・・・血行をよくしながらしこりを取る作用が強い。
 昆布、わかめなどの海藻類・・・しこりをとる作用がある。
 とうがん、ごぼう・・・体の中の老廃物を取り除く。
 干しぶどう、プルーン・・・血行をよくする。
 はと麦茶・・・美肌効果と老廃物を排出する作用がある。
 ローズティー ・・・血行をよくする。


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