「めまい」には注意しましょう!

2012-11-02

 くらくらして目がまわる眩暈(めまい)は嫌なものです。漢方では、めまいを3つのタイプに分けています。あなたにあった漢方薬をお選び下さい。

漢方では、めまいのタイプを3つに分けています。

 漢方では「めまい」を眩暈(げんうん)といい、「眩」は目の前が暗くなり、「暈」は頭や目がまわることをいいます。脳・耳・目の間の情報を伝達するために必要である気・血・精(体の機能を維持する栄養物質)が何らかの原因で乱れて脳・耳・目に障害を起こすと考えられています。これらを3種類に分けて考えます。

  1. 栄養物質が必要以上に多くなるもの…このタイプは高血圧の傾向にある人に多く見られます。
  2. 栄養物質が不足するもの…このタイプは低血圧の傾向にある人に多く見られます。
  3. 栄養物質の流れが行きとどかない場合…病的な体の水分が邪魔することによって脳に栄養物質が届かずにめまいを起こすもの。

 

①タイプの方…栄養物質が必要以上に多くなるもの

  • 肝火上炎 (かんかじょうえん)
    頭がくらくらしてめまいがあり、シャーという音の耳鳴りとなりやすく、イライラして怒りっぽく、赤ら顔、目が赤くなりやすい。高血圧で耳鳴りがする人に多い。

     【処方】
     ■ 竜胆肝湯 (りゅうたんしゃかんとう)
     ■ 瀉火利湿顆粒 (しゃかりすかりゅう)
     ■ 涼血清営顆粒 (りょうけっせいかりゅう)

  • 肝陽上亢 (かんようじょうこう)
    頭が張ったような痛みでめまいがありイライラ、顔がのぼせて足が冷え、足腰が弱い。

     【処方】
     ■ 天麻鈎籐飲 (てんまこうとういん)

  • 肝腎陰虚 (かんじんいんきょ)
    午後にめまいが激しい、低い音の耳鳴りがあり、最腰が弱く、尿が頻繁、寝汗。 特に高齢の女性の方に多く見られます。

     【処方】
     ■ 杞菊地黄丸 (こぎくじおうがん)

②タイプの方・・・栄養物質が不足するもの 

  • 心脾両虚 (しんぴりょうきょ)
    頭がふらふらして目がかすみ、精神的な疲れで症状が悪化、動悸、不眠、疲労倦怠、食欲不振。

     【処方】
      ■ 帰脾湯 (きひとう)
      ■ 帰脾錠 (きひじょう)

  • 清気不昇 (せいきふしょう)
    内臓下垂、疲れやすく話すのがおっくう、起立性めまいをおこしやすい。

     【処方】
     ■ 補中益気湯 (ほちゅうえっきとう)
     ■ 補中益気丸 (ほちゅうえっきがん)

  • 腎精不足 (じんせいふそく)
    頭がふらふらし、めまい、足腰が弱く、かすみ目、記憶力の低下。

     【処方】
     ■ 海馬補腎丸 (かいばほじんがん)
     ■ 至宝三鞭丸 (しほうさんべんがん)

③タイプの方・・・栄養物質の流れが行きとどかない場合

  • 痰湿中阻 (たんしつちゅうそ)
    めまいがして頭が重く、胸苦しい、体がだるく、口の中に苔が多い。

     【処方】
     ■ 半夏白朮天麻湯 (はんげびゃくじゅつてんまとう)
     ■ 星火温胆湯 (せいかうんたんとう)

西洋医学ではめまいを2種類に分けて考えられています

  1. 回転性…ぐるぐるまわる、まわって見える。
    内耳迷路や前庭神経性疾患により起こり、臨床で最も診断されるものの多くは内耳病・中耳炎・乳突炎・血管系疾患により起こるものとされています。
  2. 非回転性…くらくらする、ふらふらする。
    メニエール症候群・高血圧・動脈硬化症・自律神経失調症・婦人の更年期障害や低血圧などにより起こっためまいの多くがあてはまります。

  

 上記のような診断の方も「栃木中医薬研究会加盟店」までご相談ください。効果ある漢方薬を紹介いたします。


Copyright© 2005-2016 栃木中医薬研究会 インフルエンザ・かぜ・不妊症でお悩みの方! 栃木県の漢方薬局へご相談を All Rights Reserved.