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大熊先生「漢方はこうして副作用を防いできた」両毛新聞
神経は人体の中枢と末梢をつないで情報や命令を伝える経路です.神経が障害されると,体性神経の場合,知覚神経ならば感覚(視・聴・触覚など)が鈍くなり無くなるか,痺れや痛みを起こし,運動神経ならば手足などが重くなり動かなくな […]
脳脊髄液減少症という病気は,脳と脊髄を覆う髄膜が破れて髄液が漏出するため起こり,髄膜の破れを塞ぐ治療法が確立されています.ところが,この治療が成功しても体調不良が回復しない場合があり,そのため復学も社会復帰もままならず […]
脳脊髄液減少症は,脳と脊髄を覆う髄膜が打撲などで破れ,脳室やクモ膜下腔を満たす脳脊髄液(髄液)が漏れ出すため,脳と脊髄が浮かんでいられずに沈み,頭痛・めまい・吐き気を起こし,記憶力・集中力などの高次機能にも影響が出る病 […]
近年,結婚後の女性が妊娠・出産に前向きの気持ちになれる,または本気で取り組める余裕が持てるまでに40歳を超えてしまう場合が増えました.卵巣内の原始卵胞数は出生時より3桁ほど少なくなり,医学的技術の助けなしで自然な妊娠は […]
浮腫(むくみ)は過剰な水分が溜まって体表が膨れる症状です.必ずしも全体に水分が多過ぎるわけではありません.体内の各器官の生理機能を発揮する主役である実質ではなく,その外側を囲む間質に水分が停滞する状態です.この過剰水分 […]
血流中にできる血液の固まりは血栓と呼ばれ,どこかの血管に詰まって血流を止めれば脳梗塞や心筋梗塞などの障害を起こします.そもそも血栓は,組織が傷害を受けて血管が切れて出血したときに,傷を塞ぐように血を固めて止血する仕組み […]
体のどこかが腫れて,熱を持って赤くなり,痛みや痒みを起こす症状は炎症と表されます.炎症は本来,人体に侵入した病原体や有害物を攻撃して分解処理するため免疫系が起こす仕組みの一部です.外から感染や害毒を被らなくても,組織の […]
就寝後何度もトイレに行く夜間頻尿,尿量過多で尿漏れしやすいのに適する処方として,漢代(2千年前)に考案された「八味地黄丸」が有名です.泌尿器系を含む「腎」の衰えの現れと考え,回復に役立つ生薬が選ばれています.組織の物質 […]
血液中の白血球などの多種類の細胞と抗体などの産生物質からなる免疫系は,人体に有害な異物を見つけ出し,破壊・処理するための体内の仕組みです.感染症を起こすウイルスなどの病原体のほか,悪性腫瘍のもとになる癌化細胞も異物とし […]
前年から続く新型コロナウイルス感染症は,変異を繰り返して感染力を強め,感染対象を市中に広げて猛威を振るってきたウイルスに対して,今後,多くの人がワクチンの接種によって有効な抗体の産生能力を獲得し,感染を収束へと向かわせ […]
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