




手洗い・うがい・マスクの着用などの日々の対策のほか,病気にかかりにくい体を作るため,必要な栄養をバランス良く摂取したり,睡眠時間を十分に取ることを心がけましょう。
また,日頃カゼをひきやすい人は,体質に合う漢方薬を利用することで,免疫力を高めることができます。
*厚生労働省 > インフルエンザ対策
■ 血の流れいきいき…中高年以降または高血圧傾向のある方
■ 身体に張りと潤いを…潤い不足、エネルギー不足に
■ 滋養強壮に…疲労回復、胃腸虚弱、体質虚弱
■ 女性の諸症状に…更年期、貧血、冷え症、生理不順、生理痛
■ 目の疲れ、耳鳴りに…かすみ目、つかれ目、めまい
■ 足、腰の痛みに…腰痛、関節痛、神経痛、筋肉痛
■ 消化機能の働きが不調の時に…胃炎、胃アトニー、逆流性食道炎、神経性の胃腸障害
■ 胃腸の弱い方の夏バテに…夏の感冒、暑さによる食欲不振、下痢、全身倦怠
■ 排尿の不調に…排尿痛、残尿感、こしけ
■ 眠れない方に…不眠、神経症
■ かぜ、せき、鼻に…のどの痛み、慢性気管支炎、せき止め
■ 蓄のう症に…蓄のう症、鼻づまり、鼻炎
■ 痔に…痔の痛み
■ みずむしに…みずむし、いんきんたむし、ぜにむし
■ 花粉症に…花粉症
【内容】
■栃木中医薬研究会30周年記念大会開催
来年栃木中医薬研究会は創立30周年を迎えます。それを記念して12月3日に30周年記念大会を開催しました。
私たちはこれからも地元の栃木に密着して、中医学(中国の伝統的漢方学)が健康・養生の知恵として各ご家庭に根付くように活動してまいりたいと思います。症状、体質、養生などお困りのことがありましたら、お気軽に会員店にご相談ください。
栃木中医薬研究会30周年記念大会プログラム
・開会宣言
・功労者 表彰式 小野薬局 小野正弘 先生
健光堂薬局 猪瀬道雄 先生
・来賓挨拶及び祝辞紹介
・小野正弘 先生 30周年講話「30周年の歩み」
・高橋楊子 先生 記念講演会「心脾両虚による心の悩み」
・記念パーティー
【内容】
■ASA栃木中央発行らいとプラザ12月号にコラム「温活と漢方薬」が掲載されます。
■2017年度版薬膳カレンダーを進呈中!
【内容】
■COCOKARAとコラボ企画「温活GO」実施中!
■Youtube動画を随時更新中!
■12月特別セール!実施中!「漢方薬剤師が選んだ健康に役立つ本」を無料貸出中!
【内容】
■栃木中医薬研究会HP連載「漢方はこうして副作用を防いできたー処方の薬性を調整するための生薬配合法」の最新No.89「痛みの解消に漢方の全体論的な改善法」を12月に掲載しました。
【内容】
■「介護疲れ、何をしても疲れが取れない方」に亀鹿仙を試飲して頂いたところ、4名の方すべてご購入に結びついています。
【内容】
■「中医薬膳初級講座」「中医学初級講座」受講生の募集が始まりました!!詳しくは恵花堂薬局HPへ
■下野新聞の生活情報誌「アスポ」に”薬膳茶”の記事が掲載されました。
【内容】
■下野新聞の生活情報紙アスポに記事が掲載されました。
長い歴史の中での臨床経験と工夫よって、培われてきた中国漢方(中医学)の考え方を、本場、中国の漢方医について勉強しています。
また、皆様の良き相談相手となるように、中国漢方(中医学)の知識の普及に努めています。
パンダマークのお薬を販売しているお店は、漢方薬や健康食品の正しい服用法を広め、お客様に適切な助言をするために中国漢方(中医学)の学習・普及活動に積極的に取り組んでいます。
■栃木中医薬研究会会員店は、11店舗あります。2016年3月7日現在
ーーー処方の「薬性」を調整するための生薬配合法ーーー
<大熊俊一 オオクマ トシカズ>
1980年 東京薬科大学卒業、薬剤師試験合格
1981年 同大学第2薬化学教室助手
1982年 同退職後、研究生
1987年 同大学に学位論文を提出し、審査・試験に合格し薬学博士を取得
1991年 有限会社大熊薬局代表となる
掲載紙名:両毛新聞(3ヵ月に1回)(No.47まで月1回)
前年から続く新型コロナウイルス感染症は,変異を繰り返して感染力を強め,感染対象を市中に広げて猛威を振るってきたウイルスに対して,今後,多くの人がワクチンの接種によって有効な抗体の産生能力を獲得し,感染を収束へと向かわせる最終段階に入りました.
ワクチンは18世紀末に英国で発見された感染予防法ですが,中国でも16世紀(明代)頃に先駆的に類似の予防接種が行われていました.現代医学では,さらに多種類の感染症に応用され,技術が進歩しましたが,基本原理は同じです.病原性の無い病原体を人体に入れ,感染の予行演習をさせ,特異的な免疫を持つように仕向ける方法です.体内の免疫システムがしっかり働くことが前提条件です.
漢方では,特に明・清代の500年間に大きな疫病の流行が合計100回も頻発したこともあり,個別の病原体への特異的な治療・予防法より,一般的・普遍的な疫病対策を求める方向に用薬や処方を発展させてきました.
「人参蛤蚧散」は,「蛤蚧」を主薬とする元代の処方で,病原体と闘う免疫の最前線になる「肺」と,基盤となる「腎」の機能の衰えを補います.免疫システム全体を強化して,ワクチンが効くよう助ける漢方の模範になります.
「板藍根」は,元代の「普済消毒飲」に配合され「熱毒」に用いられてきた生薬で,現代では,広範なウイルス感染症の治療に応用されます.ウイルスに共通な病症の特徴に合う「板藍根」の薬性の解明と活用の進展が期待されます.